ヤバすぎる漫画家・伊藤潤二の作品を読まぬべき5つの理由

2:描きこみ量がスゴすぎて、迫力に圧倒されすぎる



伊藤潤二の描く画の特徴は、人物だけではありません。

これについても、見たほうが早いですね。


伊藤潤二が描く

『壁にビターン!!! となっている画』

をご覧ください―――。


















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!?


いやいや......なにもそこまで......。

こんなもん怖いに決まってる。読者を泣かせにかかってるとしか思えません。



漫画家の製作現場に迫ったテレビ番組『浦沢直樹の漫勉』(NHK)で

「異様にペンが遅い。そのじわじわが恐怖を演出している」

と評されたその筆。


時代が時代なら、怖すぎて国家レベルで発禁になることうけあいです。 






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この画はペン入れだけでなんと9時間。...9時間!?




おっかねえ~。




3:キテレツすぎる世界観



伊藤潤二の作品はどれも、

「なんでそんなこと思いつくんだよ...」

と思わずにはいられないアイデアに満ちています。



「ねむい」「おなかすいた」「かえりたい」くらいしか考えられない筆者の脳みそでは、100回生まれ変わっても思いつかないであろうその発想。

もう驚きを通り越してドン引きです。



ほんの一例ですが、こちらをご覧ください。







「主役を食う」という慣用句。


脇役の演技・存在感が主役のそれを上回る様子を表した言葉ですが...












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伊藤潤二の手にかかればこうなります。

見るからにヤバい女、木の向こう側で主役(美女)を食ってます。







また、ある日の伊藤潤二。

鏡の前で自分の舌をながめていたときにふと思ったのが、

「さながらなめくじのようであった。」




...うん......それもそれでどうかと思うけど......。

とにもかくにも、そこから生まれたのが......









墓標の町_096.jpg


これ。







ほんの一例と言いましたが、

伊藤潤二の200に迫る作品どれもがこの調子。

大事なことなのでもう一度言いますが、



200に迫る作品どれもがこの調子。



あらゆるところから着想を得てはホラーな作品に落とし込む伊藤潤二、
悪魔に魂でも売ったんでしょうか。




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